たまに、冗談半分にせよ、

「人材紹介ビジネスは美味しいでしょう?」

「不景気とはいえ儲かりまくりじゃないですか?」

という話を頂きます。

確かに初期投資がそれほど必要のないビジネスですし、一時、急激にエージェントは増えておりました。

また、私自身、幾つかの会社で人材紹介事業の立ち上げをお手伝いさせて頂いたケースがあります。

ただ、皆さん始めてみて、ほとんどの方が

「こんなに難しいと思わなかった。」

と仰います。

色々なエージェントを見ていると、最も苦慮している部分が、企業ニーズにマッチした人材の確保です。

例えば、「この方、優秀ですよ。」「この人転職したがっているようですよ。」とお名前やご紹介を頂いても、実際の入社に至るまでに、色々な理由でご縁が見送られることになります。

例えば、プロセス別に一般的な確度を見てみると、

30%が電話をしてみたところ退職済み、異動、転勤

30%がコンタクト不可(クライアント、既に同僚が候補者)

70%が電話の段階でお断り

60%が会ってみたもののスキル不足で紹介できない

70%が良い人であっても、タイミングや方向性がマッチしない

40%は進捗しても、現職に留まったり、知り合いや他エージェント経由で決定

などなど。

このように考えていくと、名前を頂いてから入社に至る可能性は1.05%。

もちろん確度を上げる方法もありますし、ターゲット分野によって状況は変わります。

ただ、「転職したい人たちを集めれば、儲かるだろう」という考えで始めた方には厳しい状況が待っていると思います。

特に最初のうちは、「100人の名前を集めて一人決まるかどうか」ぐらいの心構えを持つ方が、このビジネスをやって行く上では、計算のズレが生じないと思います。

2009.01.12 Mon l 業務にて l コメント (0) トラックバック (0) l top

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