満点の人間がいない以上、その人間の集合体である会社が満点である事はあり得ません。

ただ、キャリアチェンジを考える際に陥りやすいポイントとして、満点を追い求めようとして、「企業に満点を求める」「自分の経歴を満点で伝えようとする」の2点をしがちです。

企業側は満点を求められても応えられませんし、満点とアピールされても響く事はないです。それが現実的ではないからであり、せいぜい望む水準や伝えるべき水準は合格点です。

ただ、80点をもって合格点とするのか、90点を持って合格点とするのかは場合によって異なりますし、加点要素や、減点要素も場合によります。この相性が噛み合うかどうかが縁に繋がるかどうかの分岐点です。

面接とは、満点ではなく、合格点をお互いが求める場であり、その合格点の感覚や水準が双方噛み合えば、良縁に繋がると思います。
2009.11.05 Thu l 業務にて l コメント (0) トラックバック (0) l top
もうすぐ大河ドラマで坂本龍馬を題材にしたものがスタートします。

原作は2300万部近く売れている司馬遼太郎の大ヒット小説「竜馬がゆく」です。

よく知られた話ですが、司馬氏の著作は筆者の造話部分が多く、「竜馬がゆく」も実物の「坂本龍馬」とは異なるので、「竜馬」にしたようです。(後半部分はWikipediaからの抜粋ですが。)

最も尊敬する偉人で、上位ランキングの常連である「坂本龍馬」はあくまで、小説の「坂本竜馬」と言えると思います。

一方で、坂本竜馬に憧れている人たちの、竜馬の好きなところは「自由に飛び回った」「個人で大きな働きを果たした」「地位や名誉に縛られず、世の中の為に動いた」などがあげられるようです。

たった一度の人生なので、憧れている人のように生きれば良いと思うのですが、憧れと現実を切り離している人たちは少なくないようです。

小説上のイメージに憧れる事は悪い事では無いです。それが物事が良い方向に行くのであれば、バーチャルであろうと良い事なのだと思います。ただ、イメージ上の人物に憧れ、実際に何の行動にも移さないでは、それで、その方がの本意に沿った人生が全う出来るのかな、と思うところがあります。

イメージの中で終わるのではなく、リアルに考えて、行動する事が、人生を豊かにするには重要なポイントであるような気がします。
2009.11.04 Wed l 業務にて l コメント (0) トラックバック (0) l top

私の場合、サービスの一環として、面接対策のようなものをさせて頂いております。

強引にマッチングをしても入社後に不幸になるので、「受からせるための面接対策」というよりも「自分を伝えきるための面接対策」なので、テクニカルなもの以上に、考えの整理と話の伝え方に注力してアドバイスをさせて頂きます。

ただ、最近の傾向として、完璧に面接対策をやろうとし過ぎている傾向を感じます。厳しい採用環境なので、ベストを尽くそうとする姿勢は素晴らしいと思いますが、特に経歴の伝え方や退職理由など、過去に関しての整理や伝え方に腐心されている方が散見されます。

過去の整理の過程で自信持つ事が出来るのであれば良いですが、この内容に縛られてしまうようであれば、逆効果だと思います。面接という場に飲まれてしまい、一つの踏み外しで大崩れてしまう懸念を感じます。

面接では、企業に合わせる事よりも、企業に貢献出来る事を強くイメージした方が良いです。
そもそも自分に自信を持っている人は過去の整理をそれ程しませんし、相手に合わせようとし過ぎません。
どんな事を聞かれても、普通に答えれば良いと考えていますし、大事なのは、過去の実績ではなく、未来に有益なモノを生み出すことだと理解しています。
換言すれば、合わせる事よりも貢献に重きを置いている方は、「過去」よりも「未来」という志向です。過去の整理よりも、未来のやりたい事・出来る事の整理に力を入れたり、熱を持って話をする傾向があると思います。

そして、貢献出来る以上は個人と企業は、対等の関係であり、自信をもって、企業側と話が出来ると思います。そして、自信を持って貢献イメージを伝える個人こそが企業側が求めている人材だと思います。

2009.11.02 Mon l 未分類 l コメント (0) トラックバック (0) l top
前職・現職を通じて御世話になっている上司と飲むと、決まって、ニーチェの話になります。
http://eboardw.blog84.fc2.com/

そして、ニーチェを語る人間の90%が頭が良いと思われたいからニーチェを語るという類の話になり、最終的には、「生きている事自体に、何の意味もない」という類の結論になります。

この会話自体、何の生産性もないばかりか、周りがひくようなネガティブトークが目白押しなのですが、飲み終わった後は言いようが無い爽快感のようなモノがあります。

どの次元で「意味」という言葉を捉えるかは別として、大宇宙から見ると、地球の存在ですら、物の数ではなく、ましてや人間一人一人の行為や存在に意味は生じ得ません。
これはネガティブ発想というよりも、事実です。

そこまで立ち戻った上で思うのは、「どうせお金を稼いでも、地位を築いても仕方が無いのであれば、他人に迷惑をかけずに、自分が幸せと思うような生き方をして行こう」ということです。薄い常識の上で「正しい」「意義がある」とされてている事に縛られても仕方が無いですし、世の中に踊らされて自分の人生を生きていけないのもむなしいです。

自分の存在や行為が何の意味も持たないのであれば、せめて自分自身が自分の存在や行為を感じるように生きて行くべきだと思いますし、それをしたい以上は他人の自己認知の邪魔をしないように配慮をしてあげるべきだと思います。
2009.10.29 Thu l 雑談 l コメント (0) トラックバック (0) l top
書評です。武田薬品の前会長の武田國男氏の本です。

「落ちこぼれ」と言われ傍流を歩んできた三男坊が運命のいたずらで社長就任。「独裁者」「バカ殿」と呼ばれながらも自らを信じ進めタ世界企業タケダへの改革。

私の経歴書の焼き直しであるものの、文章の書き方や考え方が自分に入ってきやすい内容だったので、面白かったです。

ポイントとしては、下記のような内容です。
・これまで一度も入学試験を受けたことがなかったため、授業について行けず、大学時代は、三宮のパチンコ屋に通うのが日課
・6歳年上の長兄で、翌年の創業200周年を機に社長に昇格し、七代目長兵衛を襲名する予定であった副社長の彰郎が、ジョギング中に倒れ46歳で急逝
・社長9年目の連結決算で売上高1兆円を達成、純利益は2356億円。武田薬品の営業利益3.4倍、時価総額は3倍となる
・座右の銘は「行くに径に由らず(ゆくにこみちによらず)」。脇道にそれず、王道をただ着実にひたすら進む
・経営者は「ぶちこわす」→「緻密・積み上げ」→「ぶちこわす」というようにタイプが循環した方が良い
・外から見てもわかりやすい会社にしないといけない。わかりにくいと存在意義すら分からなくなってくる
・皆の意見を聞いて物事を作り上げていく事は難しいからトップダウンが正しい
・日本は制度が競争にむかない。いずれ国を捨てる事も視野に入れる必要がある
・知的所有権がすべて。アメリカには軍事力があるが、日本にはこれしかない
・日本全体が豊かになった為にゴネ得風土が出てきた
・言い訳・周り道は出来るだけ避けるべき。ポイントを押さえ、当たり前のことをやっていく

ある意味、よく言われている内容も多いのですが、武田氏の立場で公言し、実行してきたことに意義があり、説得力があります。

また、今は幹部以上の子息は武田薬品に入社が出来ないようですが、これだけの実績を出している武田氏がそのような規則を作った事実は、創業者一家が社内に存在する事の難しさを表しているように思います。
2009.10.26 Mon l 書評 l コメント (0) トラックバック (0) l top